初恋の続きをもう一度【完】
どうかお願い
合格発表から3週間。
私と涼晴は毎日のように今までの隙間を埋めるようにデートをした。
私は今日の夜、未来へ帰るって決めた。
涼晴の未来を私が勝手に壊すことはできないから・・・。
涼晴には夢叶えて欲しい。
それに、私だって、今の旅行会社の企画案内っていう仕事が好きだもん。
だから、未来へ帰る。
この決心は変わらない。
今日も涼晴とのデートの日だけど、今日が涼晴との最後のデートだ。
「ありさ、家着いたよ」
電話がかかってきて、バックを手に持ち外へ出た。