初恋の続きをもう一度【完】
長い時間沈黙が続いた。
「・・・分かった。
ありさ俺と別れよう」
涼晴は決心して言った。
涼晴は抱きしめた。ギュっと強く―。
空を見上げると、過去に戻る前のように虹がかかっていた。
これで未来へ帰ることができる。
「ありがとう・・・。
涼晴に出逢えてよかったよ。
夢の時間を本当にありがとう・・・涼晴」
私は涙がこぼれ落なようにグッとこらえ、身体を離して言った。
「バイバイ、涼晴」
私は立ち去ろうとした。
「ありさのこと幸せにできなくて、ごめん!
でも、俺はありさと過ごした時間はずっげぇ楽しかった。」
「ありがとう!涼晴!」
私が涙を抑え笑顔で涼晴に言い、走って家に戻った。