初恋の続きをもう一度【完】
ありがとう。
家に戻って、私は部屋で我慢していた涙を流した。
これでよかったんだ・・・。
未来へ戻ってもし涼晴の隣に女の人がいても、大丈夫・・・。
これで私は涼晴のことを吹っ切ることができる。
私はベットにダイブして、顔を枕に押し付けて泣いた。
落ち着いた頃私は梓とあゆみに電話をすることにした。
2人には色々お世話になったし・・・。
まずはあゆみに電話を掛けた。
『もしもしー。ありさー?』
いつも通りのあゆみの声が聞けてホッとした。
『あゆみ、今まで本当にありがとう。
最初は正直あゆみのこと大っ嫌いって思ったけど、今は大好き!
あゆみと仲良くなれてホントによかった!』
ありのままの気持ちを電話越しで言った。
『ありさ、今日なんか変だよ?』
『え?そうかな?
いつも言えない感謝の気持ちを言ってみた!
じゃ、そういうことでバイバイ』
私は電話を切った。