初恋の続きをもう一度【完】
夢の時間は夢のままで・・・。
夜になり、私は窓を開け空を見上げた。
空を見上げると星が輝いている。
過去に戻るって決めた日と同じ星空だった。
そして女の子が目の前に現れた。
「未来へ帰るって決めたみたいね」
「うん。
・・・あのさ、今まで過ごしてきた過去を元通りにして欲しい。
やり直さなかったことにして欲しいの・・・。」
「そしたら、あなた以外の人はこの1年間の記憶がなくなってしまうのよ。
それでもいいの?」
「うん。私だけの夢にして」
過去をやり直すなんてしちゃいけなかったんだ。
今までの過ごした時間は、私だけの儚い夢。