初恋の続きをもう一度【完】
第3章~現在~
現在へ
ドン―。
「いったぁ!」
私は重いまぶたを開けた。
職場で寝て、椅子から落ちた弾みで目が覚めた。
時計に目をやると、朝の6時を過ぎていた。
そして鏡を見ると、セミロングでパーマのかかった自分自身と目が合う。
私夢でも見てたのかな?
なんかすごく中学生の頃が懐かしく感じた。
あ!そうか!
不思議な女の子に、過去をやり直したいって言って、
過去をやり直したんだ。
でも結局最後は私だけの夢であってほしいって頼んだんだった。
もう過去は振り返らない!
前に進むって決めたから。
・・・とりあえず一旦家に帰って、シャワーでも浴びてまた会社に来よう・・・。
私は一旦、会社を後にした。