初恋の続きをもう一度【完】
考え事。
卒業式まで残りわずかな時。
私は学校で先輩やあゆみって子にすれ違っても、見向きもしなくなった。
まるで空気みたいに見えない存在。
私ってホントバッカみたい。
涼晴先輩のこと好きなのに、先輩に酷いこと言ってしまった。
“先輩は何も分かってないくせに、私にだけそういう態度取らないでください。”
あの時メールで言ったこと。
私がちゃんと話せば良かったんだ。
でもあの流れで私の無実を証明するのは難しかったと思うけど、感情的になった私が悪い。
でも、時間を戻すことができない。
過去に戻りたいのに・・・。