初恋の続きをもう一度【完】
―コンコン。
私はノックをした。
「企画案内部の一ノ宮 ありさです」
「どうぞ」
「失礼します」
私は扉を開けた。
「企画案内部の一ノ宮 ありさです。よろしくお願いします」
一礼して中村常務の方を見ると、
スーツに青のストライプのネクタイをしていた。
確かに同僚が言った通り、爽やかだ。
「ま、とにかく座って」
「はい、失礼します」
中村常務に言われて、私はソファーに座った。