初恋の続きをもう一度【完】

「ありさ、今彼氏とかいるの？」



「今は・・・いないです。


・・・私、涼晴先輩がずっとずっと忘れられませんでした。


時間が経てばいつか忘れて、新しい恋に進めるって思ってたのに・・・。


そんなことできませんでした。」



私は正直な気持ちを打ち明けた。



「俺もありさのこと忘れられなかった。


ありさと別れて小川と付き合ったのは、


あれは俺の誤解っていうか、俺がちゃんと話さなかったから、


っていうのを後になって気づいたんだ。」


涼晴先輩はまっすぐ見つめて言った。


涼晴先輩も忘れられなかったなんて・・・。