初恋の続きをもう一度【完】
もう一度、キミと。
「俺たちもう一度やり直さないか?
俺、ありさのこと好きなんだ」
「う、うん。
私も涼晴が好き!」
まさかこんな形で、涼晴に出逢って復縁できるなんて思っても見なかった。
「失礼いたします。」
ウエイトレスさんが料理を運んで来た。
「話は、食べながらしよう。」
「うん、そうだね」
私達は食事が終わって、公園で喋ることになった。
この公園は涼晴が過去で香水をくれた公園。
何かの記念日に来ると、また巡り会えるっていうのはホントだったんだ・・・。
「ありさの考えたプランが商品化されたら、俺たち結婚しよう」
「うん!」
私は涼晴に抱きついた。
ずっと描いてきた夢が現実になろうとしている。
小学校のトイレ掃除が同じになってから、今まで長い月日が経った。
過去をやり直さなくても、未来は変えることができたんだ・・・。