初恋の続きをもう一度【完】
「私、できることなら中2の春に戻りたい。
過去に戻って後悔だらけの今この瞬間を変えたい。
だから、だから私、過去をやり直したい!!」
私は決意を胸に女の子に告げた。
「ふふ、よく決心したわね。
行ってらっしゃい、あなたの過去へ」
女の子はそういった瞬間、どこからともなく過去へ繋がる扉を出した。
「さぁこの中に入って。
いい?やり直せる期間は最高で1年間だからね?
未来に戻る時は同じ道を辿ってくればまた未来に帰れるわ。
あなたの行く先の過去が、あなたにとって心に残り後悔が消えますように・・・。」
私は過去に続く光の扉を開けて一歩、歩き出した。