初恋の続きをもう一度【完】



数学の授業も終わり休み時間。


「あーりーさー」

「わっ!!びっくりした」



不意に後ろから声がしたから振り返ってみると、


あずにゃんが立っていた。


「ありさが授業中寝て、先生に怒られるなんて珍しいね?

なんかあったの?」


相変わらずの明るい笑みを浮かべるあずにゃん。


「ねぇ。

あたしってさ、今何歳!?

ていうか、あたしって中2だよね??」


「は?

ありさは2月で14歳でしょ?

そんでもって、中2だし」


キョトンと驚いた顔を見せたあずにゃん。


「あ、やっぱりか・・・。」


ホントに過去に来たんだ。


「てゆーかありさ頭大丈夫!?


いきなりそんなこと言うなんてどっか頭ぶった!?」



心配そうに見つめるあずにゃんの瞳。


「うん、大丈夫。

ちょっと確認ってか聞いてみたかっただけだし」



「ふぅーん。


あ、そうそう!!

ありさが寝てる時涼晴先輩が体育やってたんだよっ!!


ありさが寝てなかったら見れたのにぃ~~」




『涼晴』って言葉にドキッとした。




あぁ体育やってる涼晴先輩見たかったなぁ~。







< 49 / 269 >

この作品をシェア

pagetop