初恋の続きをもう一度【完】
数学の授業も終わり休み時間。
「あーりーさー」
「わっ!!びっくりした」
不意に後ろから声がしたから振り返ってみると、
あずにゃんが立っていた。
「ありさが授業中寝て、先生に怒られるなんて珍しいね?
なんかあったの?」
相変わらずの明るい笑みを浮かべるあずにゃん。
「ねぇ。
あたしってさ、今何歳!?
ていうか、あたしって中2だよね??」
「は?
ありさは2月で14歳でしょ?
そんでもって、中2だし」
キョトンと驚いた顔を見せたあずにゃん。
「あ、やっぱりか・・・。」
ホントに過去に来たんだ。
「てゆーかありさ頭大丈夫!?
いきなりそんなこと言うなんてどっか頭ぶった!?」
心配そうに見つめるあずにゃんの瞳。
「うん、大丈夫。
ちょっと確認ってか聞いてみたかっただけだし」
「ふぅーん。
あ、そうそう!!
ありさが寝てる時涼晴先輩が体育やってたんだよっ!!
ありさが寝てなかったら見れたのにぃ~~」
『涼晴』って言葉にドキッとした。
あぁ体育やってる涼晴先輩見たかったなぁ~。