初恋の続きをもう一度【完】
「はぁ!?アンタ頭大丈夫?
なんで告って振られたのに、ルンルン気分でいられるわけー?」
呆れていうあずにゃん。
ですよねー、呆れますよねー。
「え!?だって数ヶ月後には先輩と付き合ってるもん!!」
自信満々で言い放つ。
ホントのことだしさ。
「あーりーさー。
ホント大丈夫?
振られた悲しみでとうとうおかしくなったか。
前からおかしかったけど」
心配してるんだか、貶してるんだかどっちかにしておくれ。
「別に振られた悲しみなんてないよ!!
ただ、後悔しないようにアピール頑張ろって思っただけだし。
てか、前から頭おかしいは余計だっつうの!!」
「ありさ、なんか変わったね」
「うん、変わらなきゃって思ったの」
あずにゃんが驚くのも、無理はない。
今、この過去の世界にいるのは14歳ではなくて、
25歳の私なんだから!