初恋の続きをもう一度【完】
「どうしたの?具合悪いの?」
目を見開いて先輩は私に問う。
「組体操の練習してたら、貧血で倒れちゃって・・・。
ホント私ってば、ドジですよね、アハハハ」
作り笑いをして、この気まずい状況をなんとかしようとしている私。
「作り笑いとか、キモイから」
微笑んで私の頬をつねる涼晴先輩。
あぁなんかもう、気まずい状況が吹っ飛んだ。
「いひゃいです、先輩。
もー涼晴先輩ってば、ひどーい!!
キモイって結構傷ついたんですけど、私。
てか、なんで涼晴先輩はここに?」
ってか『痛い』を『いひゃい』って言った私ってちょーハズい。