初恋の続きをもう一度【完】
「うん、わかった信じるよ。
でもなんであたし?」
「はぁー!?ありさのことが涼晴先輩は好きに決まってるでしょ!!
それ以外になにがあんの?」
呆れて言葉もないようにあずにゃんは言った。
「いや、ただ面白がってるだけってことは・・・」
「それはない!!だってすぐにありさのところに行ったんだよ?
好き以外に何があるの!?」
うーん、あずにゃんにそんなこと言われても・・・。
「先輩はなんのお題が出たって言ってたの?」
うんと、確か・・・。
「1番アホそうなヤツって言ってた。」
これを言われたときはちょっとだけ傷ついたっていうか・・・。
「1番アホそうなヤツってなんでやねん!!
・・・、でも分かる気がする」
「へ?」
「いやあたしが先輩の立場で、好きな人にお題聞かれたのなら多分、
そんなよーな適当な理由付けると思う。
なーんちゃってー。
ホラホラ早くご飯食べないとお昼の時間終わっちゃうよー」
真面目になったと思ったけど、
やっぱりいつものおちゃらけモードになったあずにゃん。
ま、あずにゃんだって考えてくれてるんだろ~な。