初恋の続きをもう一度【完】
駅に着くと電話が鳴った。
「もしもしー。」
かかってきた相手はモチ涼晴先輩。
「あ、一ノ宮さん?
今どこ?」
「改札の前にいますー」
先輩を探していると不意に後ろから手首を掴まれた。
「見つけた」
振り返ってみるとそこには涼晴先輩の姿。
て、てか涼晴先輩の私服やばいでしょ!!
全体的に黒をベースにして、いつも黒縁メガネなのに、
今日はコンタクトにしてる涼晴先輩。
やば!!かっこよすぎ!!
「その服似合ってるね」
極上爽やかスマイルの涼晴先輩。
いやぁーーー、先輩あたしをキュン死させる気ですか!?
「じゃ、行こうか」
私たちはまず駅ビルを見ることにした。