初恋の続きをもう一度【完】
なぎさちゃんと2人かぁー。
なんかキンチョーするぅ~。
「ありさお姉ちゃんって涼くんの彼女さん?」
ソファーに座るとなぎさちゃんが近寄ってきて言った。
「え”!??違うよ」
か、彼女って・・・。
彼女だったらどんなによかったことか。
「ふぅーん。じゃぁお姉ちゃんは涼くんのこと好き?」
そりゃ好きだけど、なぎさちゃんに言うべき?
「う、うん。好きだよ」
あぁあたしってば、なんてバカ正直なんでしょう。
「ありさお姉ちゃんと涼くんってお似合いだと思うよ?」
「あ、ありがとう」
お似合いだと思うよって、嬉しすぎるー。
「飲み物持ってきたー。
一ノ宮さん、オレンジジュースでよかった?」
ちょうどいいところに涼晴先輩が戻ってきた。
「はい、大丈夫です。」
「2人で何話してたんだー?」
テーブルにコップを置きながら涼晴先輩は言った。
「女同士のナイショの話だよ」
なぎさちゃんはオレンジジュースを飲んで言った。