初恋の続きをもう一度【完】
私が中学生時代の夢ってなんだったんだろう・・・。
やっぱり看護師とか、薬剤師とかの医療関係?
それとも、過去に戻る前の旅行企画・案内の仕事?
うーん。具体的な仕事とは決まってなかったけど・・・。
「私は人の心からの笑顔が見ることができる仕事に就きたいです。
お役にたてた人から心の底から“ありがとう”
って笑って言ってもらう仕事に就けることができたのなら、
私はお金なんかよりも大切なものをもらうことができるから」
「そっか。今からそんなこと考えててすごいな」
「なんかちょっと恥ずかしいんですけどね、
こんなこと言っちゃって。
あ、もうここで大丈夫です。」
「え?家まで送るよ」
「大丈夫です。遅くなっちゃうとアレなんで。
あたしの家すぐそこなので。」
「そっか。じゃぁまたな」
「はい。今日はありがとうございました」
私は先輩に言って自分の家へと向かった。