我妻教育〜番外編〜
「どこがそんなに良いって?

ホラ、見てくれ!
このエレガントなホワイト!

まるでプリンスのようだろ!?」



呆れ顔の啓志郎と琴湖に、胸をはって、着用中の自慢のホワイトフリルのブラウスを見せつけた。


ホワイトフリルは最高だ。


2人の冷めた視線がブラウスに走った。



「あら?」

琴湖がボクの胸元の変化に気がついた。


「カメオは外したの?」



「…まぁね」


カメオはお留守番だ。


「もう、つけてくるのはやめようと思うんだ」



そう告げると、チラリと啓志郎がボクを見た。



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