我妻教育〜番外編〜
啓志郎と琴湖は、似た者幼なじみだ。



生粋のお嬢様おぼちゃまは、みんなドSなのかい?!



ツンツンせずにフランクに行こうよ!



なのにさ、いっつもクールなんだよ。



ボクは、頬をふくらます。



琴湖は眉間にシワをよせた。


「委員長が、風紀を乱すのはよろしくないんじゃなくて?」


涼やかな目線をボクのシャツに向けた。




ボクは委員長(立候補したんだ)。


琴湖は副委員長だ。




ボクは、自分のオデコをパチンと叩いた。


「アァ〜、耳がイタいよ。…だけど、」


人差し指を立ててチッチッチッと左右に揺らした。


「ソーリー!ダメなんだ!

フリルがないとボクは息ができなくなるんだ」




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