我妻教育〜番外編〜
いつ何時でもクールで、何でもデキる啓志郎。



もし、その秘密をあばけたなら、勝ち目が見出だせるかもしれない…。





啓志郎は、いつもまっすぐ帰宅している。



学校が終わってから、ボクは、秘密を探るため、啓志郎の自宅に訪れた。



とてつもなく広〜い敷地。

いかにもジャパニーズ風の外観だ。



背の高い門と塀。

中の様子は、まったくうかがい知れない。



とりあえず、家に上げてもらえば、何かわかるだろう。



思い切ってインターホンをならした。



『はい、どちら様?』


インターホンから年配の女性の声が聞こえた。



「はじめまして!

啓志郎クンと同じクラスの梅乃木ジャンといいます」


インターホンに一礼した。


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