我妻教育〜番外編〜
「啓志郎クンと遊ぼうと思ってきました!(^O^)/」



しばらくしたら門が開いて、中からエプロンをつけたおばあさんが出てきた。



ニコニコしてて、とっても優しそうだ。



「啓志郎クンのおばあちゃまですか?」


と聞いたら、おばあさんは、ニッコリ笑って「いいえ」と手を振った。



「私は家政婦ですよ。

啓志郎お坊ちゃまのおじい様の代から、ここでお世話させていただいてるんです」



家政婦さんは、ボクの手を握ってさらにニコニコした。



「ジャンくんって言ったわね?
来てくれてありがとうね。

啓志郎お坊ちゃまのお友達が来てくれるなんて…。
琴湖お嬢ちゃま以外では、いつ以来かしら…。

まぁまぁ、ほんとに。うれしいこと」



< 33 / 493 >

この作品をシェア

pagetop