我妻教育〜番外編〜
以前に綾人さんがおっしゃっていた、大学での講義が正式に決定した。
(グリーン☆マイムの活動について綾人さんが学生の前で講義することを大学側から依頼されていた件)
その準備で綾人さんは忙しそうだから、雑用といえども、こんな私でも手助けができて純粋に嬉しかった。
通うたび、綾人さんとはより親しみを感じるようになっていた。
肩の力が抜けた自然な笑顔を向けてくれる。
時には冗談だって。
入院して、落ち込んだとき、私を励まし、そして打ち明けてくれた。
誰にも語らなかった本心を。
共有した。
信頼してくれている。
私は、その信頼されるに足る存在で居続けたい。
人として深く繋がれていくことは、素晴らしいことだわ。
恋が、どんなに素晴らしいものか知らないけれど、恋だなんて、簡単に一言で表さないで欲しい。
「そういうのを恋っていうんじゃない!」
体育の授業を終え、更衣室から教室に戻る道中。
体操服を入れたバッグを胸の前に抱きかかえながら、白雪がはしゃぐ。
「何でも恋に結びつけないでくれるかしら?」
私は顔をしかめた。
(グリーン☆マイムの活動について綾人さんが学生の前で講義することを大学側から依頼されていた件)
その準備で綾人さんは忙しそうだから、雑用といえども、こんな私でも手助けができて純粋に嬉しかった。
通うたび、綾人さんとはより親しみを感じるようになっていた。
肩の力が抜けた自然な笑顔を向けてくれる。
時には冗談だって。
入院して、落ち込んだとき、私を励まし、そして打ち明けてくれた。
誰にも語らなかった本心を。
共有した。
信頼してくれている。
私は、その信頼されるに足る存在で居続けたい。
人として深く繋がれていくことは、素晴らしいことだわ。
恋が、どんなに素晴らしいものか知らないけれど、恋だなんて、簡単に一言で表さないで欲しい。
「そういうのを恋っていうんじゃない!」
体育の授業を終え、更衣室から教室に戻る道中。
体操服を入れたバッグを胸の前に抱きかかえながら、白雪がはしゃぐ。
「何でも恋に結びつけないでくれるかしら?」
私は顔をしかめた。