我妻教育〜番外編〜
昨日は、グリーン☆マイムに行ったの?
行ったなら、何をしたの?
それで、綾人さんは何て言った?
白雪は、毎日楽しそうに報告を求めてくる。
「琴湖ちゃんは、ぜーったい、恋してると思うんだけどなァ!」
「あのね?
だいたい綾人さんは、大人の男性よ?
私みたいな中学生に好意を持たれたって迷惑に決まっているでしょう?」
そうだね、と納得してもらおうと思って言ったけど、無駄だった。
白雪は、歩いている私の前にまわりこんで、上目遣いで私の顔を見た。
「恋をしない理由探ししてない?」
「そんなことばっかり言うなら、もう白雪にはグリーン☆マイムの話はしないわ」
プイとそっぽを向き、早足で白雪を追い抜く。
「そんなこと言わないでよ~!
琴湖ちゃんとこんな話ができて、私はすっごく嬉しいんだからぁ!」
慌てて機嫌を取るように甘えた声を出して、腕を絡めてきた。
私も聞かれたからって、話さなければ良いものを。
聞かれたら、つい、話してしまうのよね。変なの。
どうして?
楽しいことは声に出したい。
誰かに聞いて欲しいのかもしれない。
行ったなら、何をしたの?
それで、綾人さんは何て言った?
白雪は、毎日楽しそうに報告を求めてくる。
「琴湖ちゃんは、ぜーったい、恋してると思うんだけどなァ!」
「あのね?
だいたい綾人さんは、大人の男性よ?
私みたいな中学生に好意を持たれたって迷惑に決まっているでしょう?」
そうだね、と納得してもらおうと思って言ったけど、無駄だった。
白雪は、歩いている私の前にまわりこんで、上目遣いで私の顔を見た。
「恋をしない理由探ししてない?」
「そんなことばっかり言うなら、もう白雪にはグリーン☆マイムの話はしないわ」
プイとそっぽを向き、早足で白雪を追い抜く。
「そんなこと言わないでよ~!
琴湖ちゃんとこんな話ができて、私はすっごく嬉しいんだからぁ!」
慌てて機嫌を取るように甘えた声を出して、腕を絡めてきた。
私も聞かれたからって、話さなければ良いものを。
聞かれたら、つい、話してしまうのよね。変なの。
どうして?
楽しいことは声に出したい。
誰かに聞いて欲しいのかもしれない。