我妻教育〜番外編〜
「さようなら」


ボクは、優留サンの後ろに続いて門に向かうオリエンタルリリーにも頭を下げた。



物静かなオリエンタルリリーは、流れるように優雅に微笑んだ。





翌日も相変わらず断られ、啓志郎の家には入れなかったけど、わかったこともある。



家庭教師らしき大人が代わる代わる何人も出入りしているってコト。


啓志郎が忙しいってのは、確かに本当のようだ。



「教科ごとに、家庭教師がいるのよ」


家政婦のおばあさん(名前はチヨさんという)は、教えてくれた。



チヨさんとは、立ち話する仲になった。


ボクを気に入ってくれているみたいだ^^



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