我妻教育〜番外編〜
「啓志郎!待ってろ!もうすぐ君を倒すぞ!」


啓志郎に宣戦布告した。



啓志郎の代わりに横にいた琴湖が先に口を開いた。


「いちいち騒ぎすぎなのよ」


「何を言うんだい?!琴湖!!
コレはスゴいことだよ!

順位では啓志郎のライバルさ!
もっとボクを讃えておくれよ!」



「あー、はいはい、凄うございますわね」


琴湖は、音をならさずぞんざいに手を叩く。


「心がこもってないヨ!!」



「他クラスの迷惑になる。
声のトーンを下げろ」


啓志郎は、涼やかな声でボクに注意をした。



「あ〜、啓志郎、実は内心焦ってるだろ?!
追い抜かれたらどうしようってサ!」



「くだらん」


冷ややかな、だけど自分に自信がある。

そんな啓志郎の視線。



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