我妻教育〜番外編〜
「ならば、梅乃木。
今後も正々堂々とむかってくるがよい。
私はいつでも受けてたとう」



「もちろんサ!ボクは、堂々とキミを倒すんだから!」



「倒されはせぬ」


一貫してクールな表情のまま啓志郎は、ポケットからハンカチーフを取り出しボクに差し出した。


「その姿のまま戻れば皆が動揺する。
早く汚れを落とし着替えてこい」



「…あ、ああ、そうだね。サンキュー」


泥だらけの自分の姿に苦笑いだf^_^;



「何度も言っているがアクセサリーは校則違反だ」


無表情のままそう言い残し、啓志郎は立ち去った。



鶴ノ宮クンたちも、そそくさといなくなった。



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