我妻教育〜番外編〜
おさえきれずボクは興奮して言った。


「どれだけかかるかわからないけど、必ず勝つんだ!

勝って、フレンドになるんだ!」



「友達に?」


新香サンは、意外そうに聞き返した。



「そうさ!今日、決めたんだ!
決めたというか、思ったんだ!

ボクは啓志郎のライバルになるだけじゃなくて、フレンドになりたいって!!」



ライバルだけどフレンド。


そんな関係、スッゴくワクワクするだろ?



「今日?今日決めたの?」


「そう!」と、ボクは、大きくうなずいた。



「…実はネ、このボクに、身に覚えのないカンニング疑惑が持ち上がってしまったのさ…。

でも啓志郎は、信じてくれた。

ボクはカンニングなんてしないって!」



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