我妻教育〜番外編〜
「ボクは、神に叫びたいくらい啓志郎と出会えたことに感謝したヨ。

尊敬する啓志郎にも、ボクのことを同じように『コイツは、ヤルな』って思ってもらいたいんだ!」



キミとフレンドになりたい。


そのために、ボクはキミに勝って認めさせてみせるよ。



この気持ちを早く伝えたい、そう思って、来たんだ。



きっと、ボクのブルーアイはキラキラしていることだろう。


新香サンは、眩しいものを見つめるように目を細めて微笑んだ。



「どうぞ、お入りなさい」


新香さんは、家の中にボクを招き入れてくれた。


「啓志郎がイイって言ってないのに入っていいのかい?」



おずおず入るボクを見て、新香サンは、クスクス笑った。


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