我妻教育〜番外編〜
新香サンは、庭を通り、ある建物に近づいて行った。



あまりの広さに、新香サンとはぐれたら迷いそうだヨ(^▽^;)



その建物が見渡せる位置で、新香サンは静かに足を止めた。


広く扉が開け放たれていて、中が見渡せる。

どうやら道場のようだ。



すぐに竹刀を素振りしている啓志郎の姿が目に飛び込んできた。




「この前、優留が言っていたでしょ?
啓志郎は、バカ正直なだけだ、って」


と、新香サンが聞いてきた。



「うん」


この前、啓志郎が優秀な理由(秘密)をたずねたら、

“啓志郎に秘密なんてない。
ただのバカ正直さ”。

って優留サンは言ってたナf(゚_゚ )



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