我妻教育〜番外編〜
そんな啓志郎を見せるために、わざわざ家に上げてくれたお姉さんは、ボクのことを啓志郎のフレンド候補として認めてくれているからこそなんだ。



そう思ったら、向上心がみなぎって、ボクは走った。






「啓さま。何です?
その梅乃木チックなハンカチは」



翌朝。


琴湖が、小バカにしたように小さく笑って、啓志郎のカバンに入っていたハンカチーフを指差している。



昨日、チヨさん経由で啓志郎にあげた、ホワイト地にフリルとレースがついた、あのハンカチーフだ★


ボクは、スキップして2人に近づいた。



「モ〜ニン♪ケーシロー、琴湖!

ワォ!うれしいな!
ハンカチーフさっそく使ってくれてるんだネ☆」



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