君の隣(短編)
だーれだ?
気付いたら知らない部屋にいた。

体は動かないくて痛かった。

自分がなぜ此処にいるのか分からないし、いつから意識がなくなってたことも覚えてない。


ただ、一つ言えるのは自分が危険な状況下にいる事。

確信はない、だけど本能がそう言っている。

「危険だ、早く逃げろ」って。

何も見えない真っ暗な部屋、不安に駆られて大声出そうとした。

だけど出ない。

声を出したいという意思はあるのに体がそれに応えてくれない。

自分はなぜこの状況に置かれているのだろうと。

考えた。
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