パレットネーム


やっぱり色々あっても俺らは恋人同士だ。

話せないと辛いしこのことについてはきちんと謝ろう。



そう思って今日お嬢を呼び出した。



『この間はごめん。俺、ピンの話ばっかしてお嬢に嫌な思い沢山させた。』


『…あの人のこと、もう話さない?』


『極力話さない。』


『卒業したあとはあたしと過ごしてくれる?』


『もちろんだ。でも、ピンは家族だから、すぐには一緒に過ごせない。』


『…やっぱり、あの人の名前出すんだ。』


『お嬢っ俺は!』


『最低!!』




パシーン






< 80 / 105 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop