パレットネーム
「…ごめん、私もう行くわ。"課題"やらなきゃだし。」
「え、もう少し話そうよぉ!不良くんすっごく面白いんだよ?」
腕にまとわりつく小悪魔さんの感触。
もう何もかもイライラする。
「いいから!!!!」
その手を振りほどいて走り出した。
遠くから2人の呼ぶ声が聞こえたけど、振り返る気にもなれない。
うるさいと怒鳴ってやりたいくらいだ。
勢いよく自分の部屋のドアを閉めると、今度は涙が次から次へとぼろりぼろり。