『明日』~隣のキミへ~



「いいだろ、最後に花火見られんだから」



「それもそうだよね」



自然に会話をして、自然に手を繋ぐ。



こんなことも、あと6日したらできなくなる。



6日したら、温もりは消えてなくなる。



大切に、忘れないようにしないと。



俺は、双葉の手を握っている手に力をこめた。



その時、双葉は不思議そうな顔をしてこちらを見た。




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