『明日』~隣のキミへ~



ある日。ある大通りに、たくさんの人だかりができた。



人々の頭上には、大粒の雨。



傘が邪魔して、前に進もうとしても進めない。



「くそっ・・・!」



俺は、傘を捨てて人だかりの中を進んでいった。



前に進むにつれて見えてくるのは紅に染まった足元。



おもわず息をしたくなくなるような鉄の臭い。



そして、目を覆いたくなるような悲惨な光景。



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