『明日』~隣のキミへ~



「どうしたの?ニヤニヤして」



「ニヤニヤしてねぇよ」



「絶対にしてたー」



そう言いながら、俺をジト目で見てくる。



これ以上はまずいな。



そう思い双葉が、一番興味があることに話を変えることにした。



「もうすぐで、イルカショーが始まるぞ」



そう言うと、双葉は急に力強く俺の腕を引っ張って、
一直線に走りだした。



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