ROCK YOU!!
それから、2分経ってやっと先生が来た。

「おっ星野と葵、もう来てたのか!」

お前が遅いだけだろ!!

「先生遅かったっすね!」

と光一君はニヤニヤしながら言った。

「まあ、ちょっと色々あってな。って、なんで三上と望月まで来てんだよ!」

「まあまあ、で、色々って何してたんすか?」

「べっ別に!そんなことはいいじゃないか。」

と、先生は焦り気味で言った。

「なんで焦ってるんですか?」

と陽菜乃が聞くと、

光一君が

「あの、音楽の森口先生って美人ですよね~。」

と、小声で言った。

すると、先生は、

「ちょっと来なさい。」

と言い、あたし達は放送室に連れて行かれた。


「この事は誰にも言うなよ。」

と、先生は念を押すように言った。

「先生何のこと?」

「あのな……実は俺、森口先生のことが好きなんだ。」


「………っええええー!!」

とあたし。

「マジでっっっ!!!?」

と葵君。

「うそぉっーー!」

と陽菜乃。

そして、光一君は

「やっぱりな!」

「えっ!三上知ってたのか!?」

「はい。転校初日で気づきました。」

と、光一君は自慢気に言った。

「じゃあ、先生。遅かった理由って……」

「恥ずかしながら、ナンパしてました。」

と、先生は顔を赤らめながら言った。

「この事は絶対誰にも言うなよ!!分かったな!!?」

「「はーーい。」」








「……で、先生。用件はそれ?」

「ちっちがーーう!!」
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