100万回の愛の言葉
「これに反省文を書いて提出な!
逃げんなよ!」

先生はそう言うと,生徒指導室から出ていった。



教室には,あたしと金髪男。
しかも,何かあたし……金髪男に凝視されてるような…。


「ねぇ!」

「はぃぃい!?」

いきなり声をかけられて変な声を発してしまうあたし。

「名前なんていうの?」

名前…?

「佐藤 みおです。」

「みおね♪」

いきなり呼び捨てですかい!

「俺さ…。」

急に真剣な顔になる金髪男。


「みおが好きになっちゃったかも♪」


……………。

「えぇぇぇぇぇ!?」


何で!?


「俺さ…今まで,保健室で寝てる子にキスしてきたけど,思いっきり怒られたのお前が初めてなんだよね♪
昨日怒られて,ピーンときたってゆーかさ?」



何ですかそれ…。




「俺と付き合って♪」
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