100万回の愛の言葉
あたしに顔を近付けながら言う金髪男。

「無理無理無理無理!
ぜーったい無理です!」

あたしは,手と首を振って金髪男の顔から離れた。


「何で?」


何でって…あたしが聞きたいですよ!


「当たり前じゃん!
遊び人なんでしょ?
それに,今まで何回知らない人とチューしたの?」

「んー数えキレないくらい?」


そんな平然と答えないで!


「今,何人の女の人と遊んでる?」

「10人くらい?」


何様のつもりですか!


「無理に決まってんじゃないですか!」

あたしは,逃げるようにイスから立ち上がった。

「じゃー,キスもみお意外としないし,みお意外の女とはもう遊ばない。」

金髪男は,真剣な表情であたしにそう言ってきた。


ドキッ!


ッドキ!ってなんですか!

「ど…どーだかね!
そんな事できるハズないじゃないですか!」

あたしが,顔を背けて言うと,

「ちょっと来て!」

そう言って,あたしの手を取り教室を出て行った。


金髪男に引っ張られるあたし。



何なんですか!この人!
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