100万回の愛の言葉
「さっきの男だれ?
仲良さそうだったけど。」

目をそらせないまま言われた。
あたしは,やっと視線を変えると空をみた。

「龍ってゆう幼馴染み!」

「へぇ~…。好きなの?」

「なわけないじゃん!」

龍が好き?
あいつはムカつく奴なんだから,好きになるハズない!
それに…

「龍,付き合ってるし…。」

「そーなの?」

起き上がる京介。

「そーだよ?」



「みおは?」

「へ?」

「みおは誰が好き?」

どんどん近付いてくる顔。


これはヤバいぞ!



あたしは,京介の顔を押しながら立ち上がった。




「さぁね!だれでしょう!」





あたしはそう言って,屋上から走って出た。
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