100万回の愛の言葉
走りながら後ろを見ると,そこには追いかけてくる金髪男がいた。


恐怖!!!!



「ギャワワワワワワ!」


何で追って来るのぉ!



あたしは,これでもか!ッと全速力で廊下を走った。

でも,相手は年上の男。10分ぐらいして捕まってしまった。


「何で追いかけてくるんですか!」

「何で逃げんだよ!」

金髪男もあたしもハァハァと肩で息をしている。

「お前等!」


低い声が廊下に響いた。

声の方を見ると,怖い顔した先生が肩で息しながら立っていた。


どうやら,あたし達を追って走っていたようだ。


「廊下は…走るな!」


えーーーーー!?
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