あの日君と出会った
え?
今の何?
寒気が走るのがわかった。
今まで楽しかったものすら忘れてしまう。
「やめて!」
近い。
近い。
俺は勇気を振り絞っていくことにした。
女性の声だけが聞こえる。
声だけを頼りにして進んだ。
進むにつれて男の声も小さく聞こえる。
・・・あ。
昼間の双子のひとりだった。
追いかけられている。
俺は、カメラを置き双子と男たちをおいかけた。
高校時代は陸上部だったのですぐ彼らにおいつくことができた。
俺は、彼女の手を掴み走った。