手紙~前世の想い~


幼稚園児は現地解散だったらしく工場の駐車場に親とみられる人が何人もいた。


そして百合だけが残った。


「「百合ちゃん、先生と帰ろか」」

「いや、お母さんが来るから大丈夫!」

『あの、余計なお節介だと思いますが自分が一緒に待っときましょうか?』


「「え?でも仕事は大丈夫なんですか?」」


『幼稚園の工場見学の指導員になるのが今日の仕事だったんでもうやることがないんですよ。先生は戻ってやることとかあるんじゃないんですか?』


「「ありますけど‥、じゃ百合ちゃんをお願いできますか?」」


『任せてください!!』


「「じゃあ、お願いします!百合ちゃんまた明日ね☆」」


『うん!先生バイバイ!』


やっぱり普通の幼稚園児だな‥。


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