あなたのギャップにやられています
結局抵抗も虚しく、雅斗に襲われてしまった。
まさに襲われたっていう感じ。
やっぱり彼は肉食だった。
なにもしなくていいって言われたって、息が上がっちゃうのよ。
だって……雅斗とのアレ、結構気持ちいいんだもん。
「はぁー最高」
そんな温泉にでも入ったようなセリフ、止めてよ。
まぁ、気持ちよかったけどね。
「なぁ、会社でどうする?」
「えっ……」
「俺はバラしてもいいんだけど、それだと異動になっちゃうかなぁ」
「えっ、異動?」
社内恋愛は禁止ではない。
だけど、やっぱりそういうことになっちゃうのかも。
そうすると、デザイン部にいらないのは、間違いなく私の方だ。