あなたのギャップにやられています

「それにいつも通り何社か提案を受けましたが、それはどれも似かよっていて個性のないものでした。
今後はもう他社の提案は要らないと思うほど、実はおふたりに惚れ込んでいます」


深谷さんの言葉が嬉しすぎる。

雅斗だって順風満帆ではなかった。
同期の中では一番遅咲きで、彼自身も向いていないんじゃと悩んでいた。

そして私も……デザイン部という場所でただのお荷物になっていることに焦っていて。


深谷さんの会社が採用してくれてから、雅斗はあっという間に売れっ子になった。

きちんと評価してくれる人がいるというだけで、やる気も違ってくる。


< 182 / 672 >

この作品をシェア

pagetop