あなたのギャップにやられています

「野菜ジュースつきだし」

「ほんとに?」


買ってきたものではなく、きちんとジューサーで作ったフレッシュなジュースが出てくるとテンション上がる。

ひとりだと絶対に作らないもん。


「いただきまーす」


美味しそうな朝食を目の前にしてお腹がギュルっと鳴った私は、早速フォークを手に取った。


「すごい、雅斗」


外はふんわり、中はトロトロのオムレツは、想像以上の美味しさだ。


「あはは。サンキュ」


ジュースも程よくバナナが効いていて飲みやすい。


朝からこんなにモリモリ食べてると太っちゃうかも。
いや、でもこの料理を目の前にして残すなんてありえないし。

悩める乙女は、やっぱり料理の誘惑には勝てなかった。

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