あなたのギャップにやられています
そんなこと言えないしと思ったけれど、体が火照っていうことを聞かない。
「ほら、なに?」
私の唇に触れるか触れないかのところで止まった彼は、小さな声で囁いて。
「も、もう……お願い」
耐えられなくなってそう言ったけれど、そんなに甘くはないようで。
「なにが?」
なにって、今更とぼけるとか!
あまりに恥ずかしくて、首を激しく振ると、「今日は許してあげる」と囁いた彼は、私の中に体を沈めた。
それからは雅斗の思うがままに啼かされて、Sっ気全開になった彼もまた、水を得た魚のようで。
会社にいる「木崎君」とは全然違う。