ブラッディ トゥ ナイト

茶髪男の“あの子”という言葉に青年はビクッと反応する。

『やめてくれッ!妹に手を出さないでくれッ』

『お前が殺らないと可愛い妹がえっちな事されちゃうかもよ〜?』

茶髪男がニヤニヤして青年を挑発する。

『妹は関係ないだろ!?お願いだッ妹には何もしないでくれッ』

青年は必死だった。

『……じゃぁ、解ってるよな?』

青年は銀髪男の言葉に小さく頷き、弓矢を自ら受け取った。

青年は涙を流しながら、震える体で私に弓矢を向けた。

『んんんッ!!んんッ……んん……』

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