ブラッディ トゥ ナイト

苦しい言い訳だ。

「嘘は良くないっスよ?体は正直じゃないっスか」

腹をツンツンされる。

「殺されたいのか?」

僕の腹を突ついている火茂瀬の人差し指を握る。

「いたたたたたたッ!!曲がっちゃいけない方向っスよッ!!痛い痛い!!」

火茂瀬の悲鳴で耳が痛くなったので、人差し指を解放してやる。

火茂瀬は曲げられた人差し指を涙目でさする。

「冗談じゃないっスかぁ〜」

「触るな」

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