ブラッディ トゥ ナイト

殺してばかりで逮捕するのは久しぶりだ。

「ふぅ……」

深呼吸をして高鳴る鼓動を抑える。

俺の背後には数十人の部下が居て、彼らは逮捕のプロだ。

7……6……5……

何も心配は要らない。

玄関に向かう。

3……2……1……

長針と秒針が12で重なる。

アパートの玄関チャイムを押す。

< 211 / 379 >

この作品をシェア

pagetop